border-style プロパティは四辺のボーダーのスタイルをまとめて指定する一括指定プロパティ (shorthand property)です。
それぞれの値は半角スペースで区切って1~4個指定できます。
値の個数によって指定する辺が変わるので注意が必要です。
- 値が1個
すべての辺に同じ値が適用されます。 - 値が2個
1つ目が上下辺、2つ目が左右辺に適用されます。 - 値が3個
1つ目が上辺、2つ目が左右辺、3つ目が下辺に適用されます。 - 値が4個
上辺、右辺、下辺、左辺の順に適用されます。
書式
{border-style: -top -right -bottom -left;}
スタイルの種類
div要素にボーダースタイルを設定し、見やすいように線の太さを8pxにした表示です。
div { height: 80px; width: 120px; margin: 10px; padding: 10px; background-color: #80f080; border-width: 8px; } .db1 { border-style: none; } .db2 { border-style: hidden; } .db3 { border-style: dotted; } .db4 { border-style: dashed; } .db5 { border-style: solid; } .db6 { border-style: double; } .db7 { border-style: groove; } .db8 { border-style: ridge; } .db9 { border-style: inset; } .db10 { border-style: outset; }
none
ボーダーを表示しません。
none 値は優先度が低いため、テーブルでセルの間隔を重ね合わせる設定(collasped)の場合は、競合するボーダーが表示されます。
<div class="db1">none</div>
hidden
ボーダーを表示しません。
hidden 値は優先度が高いため、テーブルでセルの間隔を重ね合わせる設定(collasped)の場合は、競合するボーダーは非表示になります。
<div class="db2">hidden</div>
dotted
点線で表示されます。
<div class="db3">dotted</div>
dashed
破線で表示されます。
<div class="db4">dashed</div>
solid
1本の実線で表示されます。
<div class="db5">solid</div>
double
2本の実線で表示されます。
<div class="db6">double</div>
groove
立体的な窪んだ線で表示されます。
<div class="db7">groove</div>
ridge
立体的な隆起した線で表示されます。
<div class="db8">ridge</div>
inset
要素が立体的に窪んだように表示されます。
<div class="db9">inset</div>
outset
要素が立体的に隆起したように表示されます。
<div class="db10">outset</div>
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