Vimは複数のモードを切り替えて編集を行うテキストエディタです。
CUIで動作を前提に開発が進められた為、マウスを使わずキーボードから手を離す事なく操作できます。
コマンド操作に慣れるまでは使いにくいかもしれませんが、慣れてしまえば素早く操作する事が可能です。
基本のモード
| モード | 説明 |
| ノーマル | カーソルの移動、テキストの削除・コピー・ペーストを行えます。 |
| 入力 | テキストの入力・編集を行えます。 |
| ビジュアル | 範囲を選択して操作を行えます。 |
| コマンドライン | 検索・置き換え・保存・終了を行えます。 |
ノーマルモード
Vimの起動時にノーマルモードから始まります。ノーマルモードから各モードに移行する起点となるモードです。
モード移行
他のモード中に[ESC]キーを押す事でノーマルモードに移行できます。
入力モードに移行
| コマンド | 説明 |
| i | カーソル位置の前から入力モード |
| I | カーソル行の先頭(空白を除く)から入力モード |
| a | カーソル位置の後から入力モード |
| A | カーソル行の末尾から入力モード |
| o | カーソル行の下に行を追加し入力モード |
| O | カーソル行の上に行を追加し入力モード |
ビジュアルモードに移行
| コマンド | 説明 |
| v | 文字単位のビジュアルモード |
| V | 行単位のビジュアルモード |
| [Ctrl] + v | 矩形選択のビジュアルモード |
| gv | 前回の範囲を再選択してビジュアルモード |
コマンドラインモードに移行
| コマンド | 説明 |
| : | コロンに続けてコマンドを打ち込む |
| / | 前方検索を行う |
| ? | 後方検索を行う |
入力モード
ファイルの編集をする時に使います。
基本的には他のテキストエディタで編集する時と同じように操作します。
ビジュアルモード
テキストの範囲選択をするモードです。
選択後に別のコマンドで削除やコピーを行います。
コマンドラインモード
カーソルがウインド下部に移りExコマンドと<Enter>で実行します。
ファイルの保存やVimの終了もコマンドラインモードで行います。
