Ubuntu Server 22.04 LTS IPアドレス固定

Ubuntu

Ubuntuをサーバーとして利用するにはIPアドレスを固定するのが一般的です。
サーバーのIPアドレスがわからないと接続出来ないので、IPアドレスを調べてからでないと接続出来なくなるからです。
IPアドレスを固定してしまえば、SSHやブラウザなどクライアントの接続がスムーズに行えます。

現在の状況確認

IPアドレスを確認
$ ip a

VirtualBoxを使用していてIPアドレスが10.0.2.15/24になっている場合はネットワークアダプターの割り当てが「NAT」になっていると思います。
ネットワークアダプターの割り当てを「ブリッジアダプター」にして起動すると、ゲストとホストが同一ネットワーク上に配置され、ローカルアドレスでアクセスできるようになります

ネットワーク設定ファイルの確認

ネットワーク設定ファイルが/etc/netplan/配下に設置されています。

$ cd /etc/netplan/
$ ls
00-installer-config.yaml

00-installer-config.yamlの内容確認

network:
  ethernets:
    enp0s3:
      dhcp4: true
  version: 2

固定IPアドレスを設定する

初期設定ファイルのバックアップ

元に戻せるように初期設定ファイルを別名で保存しておきます。

$ mv 00-installer-config.yaml 00-installer-config.yaml.bac
新しい設定ファイルを作成

拡張子は.yamlにします。
設定ファイルが一つしかなければ問題ないのですが、複数ある場合ファイル名の辞書順で上書きされていくため、先頭を数字にしておくと分かり易いです。
ここではファイル名を99-enp0s3-fixed.yamlとして作成します。

$ sudoedit  99-enp0s3-fixed.yaml
 network:
    version: 2
    ethernets:
        enp0s3:
          dhcp4: false
          addresses: [192.168.0.99/24]
          nameservers:
              addresses: [192.168.0.1,8.8.8.8]
          routes:
              - to: default
                via: 192.168.0.1

addressesはご自身のルーターの設定に合わせて書き換える必要があります。

設定を反映させる
$ sudo netplan apply

エラー表示がなければ正常に反映されているはずです。
IPアドレスの確認をします。
SSHで接続している場合は接続が切れるので、設定したIPで接続しなおします。

$ ip a

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